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よくある質問

小学生が運転する自転車と少し接触してしまいました。どうしたらよいのでしょうか?

まず、警察に接触事故があった事を連絡すると共に、保護者の方へ連絡を取る事が必須です。
ほとんど事故は子供の自転車の飛び出しの為、「大丈夫?」と聞いて子供が「大丈夫です。」と答えると
車に大きな傷がない限りは、子供の名前も連絡先も聞かぬまま、現場を離れてしまう場合があります。
しかし、その小学生はお家に帰ったら親御さんにどのような話をするでしょう。想像してみてください。

母親:「その足のアザどうしたの?」

小学生の娘:「さっき交差点で車とちょっとぶつかっちゃった」

母親:「足痛くない?大丈夫?」

小学生の娘:「だんだん痛くなってきた」

母親:「相手の人はどんな人?名前は?」

その後・・・

母親は病院へお子さんを連れて行き、全治2週間の打撲と判明。それを聞いた父親は激怒。
警察に連絡し、警察は「ひき逃げ事件」と判断し現場で聞き込みを開始。
近所で見ていた大人が車のナンバーを控えており・・・・。

こんな事になってからでは、自分が悪くて起こった事故でなくとも、「ひき逃げ犯」扱いされてしまう事があるのです。
どんなに急いでいても、どんなに大丈夫だと言われても、相手が子供やお年寄りなど自分で判断ができないような場合、
少なくとも家族の方と連絡を取り、状況や自分の連絡先を伝える事が必要不可欠です。
道路交通法上、車に対して歩行者や自転車は弱者にあたります。たとえ赤信号を無視して飛び出してきた自転車と
接触しても、民法上も100%対0%の事故とはならないケースが多いのです。
ましてや、子供やお年寄りは自分が悪くて事故が起きたと思っています。その際に、大丈夫って聞けば大丈夫と答えてしまうものなのです。
必ず自分自身で判断せずに、保護者や学校の先生、警察等の第3者を交えて、本当の「大丈夫」を確認してください。

2013年9月作成